第5回 高校生ボランティア留学(2024年夏)が終了しました。2024.08.15

2024年7月下旬、フィリピンでボランティア活動・異文化体験をする「第5回 高校生ボランティア留学」を開催しました。

今回参加したのは、愛媛県・広島県・島根県の15名の高校生。

関空を午前に出発して飛行機を乗り換え、活動拠点のイロイロ市に到着したのは夕方。

海外が初めてという参加者も多く、移動の疲れを取るためこの日は早めに就寝です。

 

翌日からは活動開始!

活動初日は、オリエンテーションの他にボランティア活動のための準備を行い、残った時間で街中を散策(Cityツアー)しました。

聞こえる声や音、肌に触れる空気、目に映る景色や色、日本とは全く違うそれら全てに異国を感じます。

 

第5回高校生ボランティア留学

 

現地2日目は、マングローブ植樹、孤児院の訪問を行いました。

マングローブ植樹は、小さな島の集合で成り立つフィリピンにとって、高潮などの災害や土壌流出を防ぐための大切な活動です。私たちの「高校生ボランティア留学」では、毎回植樹を行い、未来の災害リスク軽減に努めています。

孤児院では、施設に滞在している子どもたちと交流をしたり、寄付品の贈呈などを行いました。

また、この日の夕方には現地の高校生達との交流を行いました。

フィリピンの食生活や気候などについて教えてもらい、交流の記念に、一緒にバッグの染色を行いました。

第5回高校生ボランティア留学

第5回高校生ボランティア留学

 

翌日は、山間部の集落での生活体験。

昨日交流したフィリピンの高校生達も一緒に体験しました^^

訪れたのは、市街地からほど近い山間部の集落サンミゲルという町。大規模な田畑の広がる自然豊かな地域です。

この日は、フィリピンの高校生たちと協力して自分たちでランチを準備します。

最初に立ち寄ったマーケットで、必要な食材などを準備。集落に移動した後は、住民の方たちが日常使っている道具や場所をお借りして、料理に挑戦しました。

食材の一つであるチキンも現地調達。地域の方たちにならって、生きている鶏を捌くところから行いました。

ライフラインの十分には整っていない地域で、調理をするのに時間や手間はかかりましたが、自分たちで作ったランチはとてもおいしく心に残る体験でした。

第5回高校生ボランティア留学

 

4日目は休養もかねて自然公園にも指定されているビーチでゆっくり過ごしました。

 

活動としては最後となる5日目は、先住民の方たちが住む集落でのボランティア活動を行いました。

今回訪れるAti Communityへは、険しい山道を徒歩で行きます。

集落に到着すると、たくさんの住民や子どもたちが出迎えてくれました!

フィリピンの先住民の方たちの中には、土地開発のためにもともと住んでいた地域を追われたり、教育格差などのために市街地で仕事につけないなど、様々な理由で貧しい暮らしをしている人が多くいます。

今回訪れた集落では、食事や生活に必要な物資や、子どもたちへのおもちゃや文房具を支援する活動を行いました。

第5回高校生ボランティア留学

 

この日、全ての活動を終えた参加者たちは、長くて短い留学期間の振返りを行い、各々が様々な思いにふけながら翌日の移動に備えて就寝しました。

 

翌日は朝から帰路につきました。

 

この留学を通して、活動はもちろん寝食を共にした仲間とは、唯一無二の絆を育んだ参加者たち。

帰る場所は別々ですが、これからも彼ら彼女らの活動・交流は続いていきます。

第5回高校生ボランティア留学

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